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何処にもない木
吉増剛造 著
定価3990円（本体3600円＋税）
装本 井原靖章
Ａ４判上製／２色刷／120頁／ISBN978-4-903122-03-8
わたくし達に、行く場所は残されているのだろうか――？
何処（どこ）にもない木”に導かれて、詩人はアイルランド、インド、チェンマイ、函館、沖縄……“世界の端”へと向かい、廃星に聞き、死者にささやき、夢の中に歩を進める。
孤独な魂の彷徨を記録した幻の詩集。手書き原稿、著者撮影の写真を多数収録。 |
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コルヴォー男爵――フレデリック・ロルフの生涯
河村錠一郎 著
定価3360円（本体3200円＋税）
装丁 井原靖章／装画（見返し） 恒松正敏
四六判上製／256頁／ISBN978-4-903122-02-1
＜コルヴォー＞即ち、凄絶。
ビアズリー、ワイルトらが活躍した世紀末に妖しくその名を馳せた一人の作家がいた。
コルヴォー男爵、本名ウィリアム・フレデリック・ロルフ。
Ｄ・Ｈ・ロレンス、Ｗ・Ｈ・オーデンらに絶賛されながらも忘れら去られた男の、美と背徳の生涯を描く画期的評伝。
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あめつちを動かす 三島由紀夫論集
松本徹 著
定価3150円（本体3000円＋税）
装丁 山元伸子
四六判上製／288頁／ISBN978-4-903122-01-4
文学が出現する時、天地（ルビ＝あめつち）は動く。
言葉とは、天皇制とは――。
三島文学の根幹にある天皇制の問題を、古今集と新古今集から解き明かす果敢な試み。「文化概念としての天皇制」の意味を「みやび」に求め、三島文化論を大局的に読む。 |
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小説の悪魔――鷗外と茉莉
田中美代子 著
定価2940円（本体2800円＋税）
装丁 桂川潤
四六判上製／304頁／ISBN978-4-903122-00-7
父と娘をめぐる、小説という悪魔。
その秘密の扉をひらく。
この世にはフィクションによってしか語れない真実というものがある――。
森鷗外、森茉莉、そして三島由紀夫。その創造の源泉にひそむ秘密を読み解く評論集。 |
